サイト紹介


工事担任者 AI・DD総合種合格を目指す方の応援サイトです。
AI・DD総合種を簡単に言うと、アナログ信号を入出力に使用する電気通信回線(AI種)と、デジタル信号を入出力に使用する電気通信回線(DD種)に、端末設備等を接続するための工事資格です。
電話回線工事技術に加え、セキュリティ・設計・施工・安全管理における技術及び、IP系技術等の知識を必要とする、電気通信工事担任者の資格の中でも非常に評価の高い資格となっています。
AI・DD総合種が一発合格出来る秘策の紹介サイトではありません。
50代半ばの記憶力も落ちた管理人が、2年かかって手に入れた、工事担任者のAI・DD総合種の道のりを紹介をします。
管理人の経験がご訪問いただいた方々のお役に立てる事を祈念しています。
尚、本サイトでは、電気通信の工事担任者を「工事担任者」と表現しています。
最終更新日:2020/08/26

令和2年度第1回 工事担任者試験は、緊急事態宣言の発令を受け試験中止となりました。
令和2年度第1回工事担任者試験中止に伴う 受験手数料の取扱いについてのお知らせ(重要)

工事担任者とは

工事担任者は、公衆回線やCATVの通信回線に接続する端末設備(パソコン、電話機、PBX等々)の接続及び配線工事を行い、または監督するための国家資格です。
工事担任者範囲
総務省より引用
工事担任者の必要性について詳しくは、総務省|電気通信政策の推進|電気通信関係資格手続きの案内の「工事担任者資格制度Q&A」 を参照ください。

元々、工事担任者資格は、NTT (旧 日本電信電話公社)と KDDI (旧 国際電信電話株式会社)が認定する資格であり、ビルの内線交換機(PBX)やコンピュータを2社の回線に接続するための資格制度でした。
工事担任者は、総務省所管の国家資格で、昭和60年(1985年)電気通信事業法の施行と同時に制定されました。
当初は、アナログ第一種、アナログ第二種、アナログ第三種、デジタル第一種、デジタル第二種の5つに分類されていましたが、その後、アナログ・デジタル総合種、デジタル第三種が追加され、平成17年(2005年) 8月より現在の名称となりました。

AI種は、Analog ISDN の最初の文字をとったもので、アナログ電話及び総合デジタル通信サービス(ISDN)に関わる端末設備等の接続を工事の範囲としています。
AI種のAI3種、AI2種、AI1種の違いは、接続する電気通信回線の規模に応じるもので、AI1種は、全てのアナログ回線、すべてのISDN回線が扱えます。

DD種は、Digital Data の最初の文字をとったもので、インターネットやデジタルデータ伝送サービスに関わる接続を工事の範囲としています。
DD種の DD3種、DD2種、DD1種の違いは、電気通信回線の速度(規模相当)並びにサービスのグレード等によるもので、DD1種は、これらが無制限となります。

AI・DD総合種は、AI第1種とDD第1種の両方の工事の範囲を含み、工事担任者の全ての工事の範囲を包含する資格です。

工事担任者試験は、1年間に2回試験が全国各地(令和2年度37会場予定)で実施され、受験者数約27,000人と言う資格です。
試験は、基礎、技術、法規の3科目があり、全科目60点が合格ラインです。
工事担任者試験には、科目合格制度があり、不合格となった場合でも、受験した科目のうち、60点以上の科目は、科目合格となり、一定期間試験が免除されます。
科目合格により試験が免除されるのは、「科目合格した試験の行われた月の翌月の初めから起算して3年以内の最後の試験の申請受付期間最終日まで」となっています。
年に2回試験が行われていますので、全て受験すれば、6回のチャンスがあります。
1年2回受験して、2回の試験で1科目づつ科目合格出来れば、3年間で免状が手に入ります。
管理人も科目合格制度で、AI・DD総合種に合格出来ました。

総務省の総務省|情報通信審議会|IPネットワーク設備委員会 の令和元年10月9日の「資料53-6 資格制度見直しに関する検討状況について(報告)」によると、以下のような改正が検討されています。
今後の工事担任者
総務省より引用
昭和60年(1985年)の制定当時に近い形となるようです。
管理人の個人的意見では、AI種(Analog ISDN)のISDN(電話回線網)サービスの提供終了や2024年1月から固定電話のIP網への切り替えも影響しているものと思います。
ISDN廃止や固定電話のIP網への切り替えが行われても、「AI・DD総合種」を持っていれば、「統合通信」と名前が変わっても、工事担任者の最上位の資格として通用します。

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